ミッチ・アルボム
これって、人の名前である。アメリカ合衆国のベストセラー作家、ジャーナリスト、脚本家、劇作家、ラジオおよびテレビの放送者、音楽家だ。1958年生まれで、本名は、Mitchell
David "Mitch"
Albom。世界各国で、3000万冊もの
著書の売上がある。 日本では、この名前を知っている人がどのくらいいるだろうか?知っている人は、かなりの通である。慈善団体を4つも立ち上げているのだから、将来は、ノーベル平和賞を狙っているのかもしれない。
彼の著書の一つである「モリー先生との火曜日」はベストセラーであり、全米で600万冊を売り上げ、映画にもなっている。筋萎縮性側索硬化症(ALS)という死に至る病に侵された、死が間近の自分の恩師であるモリー先生に1対1で、毎週火曜日に授業を寝室(病室)で話し合ったことや議論したことをまとめたノンフィクションである。ジャック・レモン(小生の好きな役者の一人)がモリー先生役をやった映画にもなっている。
また、「天国の5人」の著者でもある。こちらは、フィクションだ。しかし同様に、ベストセラーである。そして今でも現役の作家なので、次の作品を楽しみにしている読者もいるのだ。
実は、この「天国の5人」を先に読んだのであった。
なぜ彼の著書は、日本ではあまり知られてはいないが、米国では、映画になるくらいのベストセラーになるのだろうか? この疑問が、彼の本を読む気にさせたのであった。(本当のところは、気休めだ。)
TOEIC480点くらいでも十分に原書で読めるという触れ込みであった。(実際は、とても480点では難しいのである。最低でも600点ぐらい必要だ。)
内容としては、主人公が事故で亡くなったところからスタートだ。そして、天国で、5人に会うのだが、知っている人もいれば、知っらない人もいる。そのやり取りは、少し宗教的な要素があり、小生は、好きになれないし、感動するわけではない。このような内容でも、米国では、ベストセラーになるのだから、国民性の違いなのだろうな。むすかしいものである。
まさにパーセプションギャップを感じた。
しかし、 この著書の中にある言葉に「無駄な人生なんてひとつもなく、唯一無駄があるとしたら、自分を一人ぼっちだと考えることぐらいだ。」というのが印象に残った。
米国の宗教観というのを知るには、都合の良い本かもしれない。日本語訳もでているし、TOIECを目指す人には、手頃な教材かもしれない。
数年も前に「モーリー先生との火曜日」英語で読みました。比較的読みやすかったです。
最近、本も読む時間がなくなったのが悩みです。
投稿: 能勢 | 2017年2月20日 (月) 21時26分