無料ブログはココログ
2025年7月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

« パラダイムシフト | トップページ | 長瀞 »

2017年9月10日 (日)

原因と結果の法則

  先日、親友のタダノ教授と一杯やっていたときのことである。「世界で一番売れている書物は、知っているね?」と質問された。もちろん聖書である。このくらいは、小生でもわかる。次にタダノ教授に「では、世界で2番めに売れている書物は?」と、質問されて、はたと困った。タダノ教授は、「それは、原因と結果の法則(原題:As a man thinkethだ。以前は、考えるヒント、生きるヒント(ごま書房)であったのがが、改題されたのだ。」と、教えてくれた。

 

 英国の作家ジェームズ・アレン1902年に発表した書著である。もう一世紀以上前になる。彼が執筆活動をはじめたのは38歳のときであり、45歳で、没している。決して裕福にな生活を送ったわけではない。その大きな理由は、生涯この本を含めて19冊(日本訳は、2冊出版されている)の著書を出版しているのだが、英国を除いて、全て、版権フリーにしたことによるのだ。

 

 聖書を除いて、全世界で600万部以上、日本でも60万部も発行されており、未だに愛読者を増やしていると言う。この原因と結果の法則は、原題を訳すと「人はなりたい人間になる」という意味(らしい)なのだ。90ページ位の小冊子であるが、内容がとても濃くて、中々真意がわからない事柄が多い。それでも、世界中で愛読者が増えている現実がある。今では、この本は、啓蒙書としての指南書としての位置づけとなっている。

 

 ナポレンオン・ヒル、ディールカーネギーなどがこの本の影響を大きく受けていると言う。小生は、基本的には、この啓蒙書というものは好きでない。わかったことを言っているが、所詮わからないことがダラダラと述べられているだけだ。これらの本で悟りを啓くことができるならば、苦労しないのである。しかし、ノウハウ本として、読むならば素晴らしくわかりやすい。

 

 小生には、聖書は、聖書であり、それ以上でも以下でもない。それと同様にこの書著も、それ以上でなければ、それ以下でもない。そんな感じて読むことで、十分ではないかな。参考までに幾つかの銘言(?)をあげておく。興味があれば、著書を読んでみると良い。

 

http://www.adamski.jp/philosophy/stardust/mrallen.html

・人間は自分が考えたとおりの者になる。行ないは思考の花であり、喜びや悲しみはその果実である。


・人の心は庭のようなものである。それは、知的に耕されることもあれば、野放しにされることもある。そしてそれは、いずれの場合にも必ず何かを生産する。


・人々は、自分の思考を隠し通せるものだと思いこんでいる。しかし、それはまず習慣として速やかに具現化し、続いて環境として具現化する。


・人生の中には、運や偶然という要素はまったく存在しない。人間は常に、自分の思考と同種のものを手にしながら、自分が学び成長するために最適な場所にいる。魂さえも、誕生に際して、それと同種の肉体にやってくる。

« パラダイムシフト | トップページ | 長瀞 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 原因と結果の法則:

« パラダイムシフト | トップページ | 長瀞 »