春團治之碑
上方落語の名跡(ミョウセキ、またはメイセキ)である”桂春団治”(旧字体では”桂春團治”)である。初代は、明治から対象にかけて活躍した噺家である。現代は四代目なのだ。その桂春團治を顕彰するために建てたのが、池田市南豊島の受楽寺境内にある「春團治之碑」である。小生の住んでいる伊丹からは、そんなに遠くない。大阪空港の近くなので、ランニングのトレーニングのついでに寄ってみることにした。(大阪空港までは、小生のトレーニングコースの一つである。)
国道171号線の旧道である西国街道沿いにあるのが受楽寺という寺だ。住宅地の中なの
で、少しわかりにくい。言ったときは、寺の門はしまっていたが、その前に桂春團治の碑があった。説明書きによると、二代目桂春團治は清荒神(きよしこうじん)に住んでいた頃、よく受楽寺を訪れ、先々代の住職と交流があったそうだ。、三代目と後援会が、ここに顕彰碑を平成10年に建てたというのだ。清荒神は宝塚にあるので、池田からはちょっと離れているが、車で30分前後の距離なのである。
”難波恋しぐれ”のモデルが、初代の春團治であった。酒豪であり、歌詞にある「酒や! 酒や! 酒買うてこい!」などが有名な歌詞である。また、湯水のように金を使い、借金まみれで晩年は、みすぼらしい身なりだったという。そして、女性遍歴も派手だったとのことだ。二代目春團治は初代より、落語は上手だったとの評判であった。また、三代目は、二代目の実子であり、初代と同様の酒と、金と、女性の話題には事欠かなかったようである。現代、この名跡襲名しているのは、四代目(2025年は喜寿を迎えるという)である。
池田市では、”いけだ春團治まつり”を毎年行っており、落語会を楽しむことができるのである。
音質はあまり良くないが、初代の桂春團治の落語をYOUTUBEで訊くことはできる。
最近のコメント