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2025年4月20日 (日)

プライミングとアンカーリング

 どうも最近タダノ教授と居酒屋で飲んでいると、話題が、心理学それも行動心理学が中心となってしまう。最近、注目されている学問だからだろう。彼も小生も、工学部なのだが、一度は定年を迎えてその延長で、非常勤となって、大学に残っているのだ。しかし、それも完全な隠居までは後少しの身分なのである。どうしても人日の行動などに関心が移っていくのである。

 

 テレビのコマーシャルが人々の消費行動を大きく影響するのは、過去に話し合ったことがある。タダノ教授によると、外部の影響で、無意識に出てしまう行動をプライミングということを教えてくれた。例えば、『ゴホンといえば”龍角散”』や、『ファイト!一発』の”リポビタンD”など、名物キャッチコピーなど上げればキリがない。やはり人間というのは、外部の影響を受け無意識に行動するものである。これが「プライミング」だ。また、試験や、試合の時に壁紙に「必勝!」と書いた色紙を貼って、毎日眺めていると、いざという時に、思いもよらない力を発揮することがあるのも事実である。

 

 これと似たようなことで1200万円のベンツを見たあとで、800万円のレクサスを見ると、なんとなくレクサスが安い気がする。これは、プライミングではなく「アンカーリング」というのだと、タダノ教授が教えてくれた。これも自然な行動なのだろう。外部の影響で、無意識に出てしまう行動なのだ。人間の心理というのは面白いものだ。それが、行動に出てしまうのが、自然なんだろう。

 

 今後は、もっともっと、タダノ教授に、話を聞きたいものである。特に、人間の心理を分析した彼の知識の広さに、つくづく感心するのである。彼と小生の完全引退が、もうすぐだ。酒盃を傾けながら、彼の蘊蓄を効くのは、楽しいかぎりである。それにしてもタダノ教授は、いつこの行動心理学を勉強したのであろうか。優秀な親友であるが、謎の多い人物でもある。

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