岸和田城
この季節、日本中が春の訪れで沸き立っている。特に桜の花見前線が、段々と、北上していくことがニュースになっているのだ。世界は、米国の関税問題で大騒ぎしているのにね。(日本は幸せな国だ!)とは、言っても、嫌なことばかり考えても仕方がないから、花見でもして、浮世の憂さ晴らしは、必要なのかもしれない。
伊丹に本格的に住み始めて、13年目になるのだ。まだまだ、関西人としては、初心者なのである。今年の花見は、ちょっと大阪の南部にある岸和田で楽しむことにしたのだ。この岸和田で有名なのは、何と言っても”だんじり”だろう。豪勢であり、その勇ましさは、毎年全国ニュースで取り上げられることだけでなく、数年前には、朝ドラの”カーネーション”の舞台にもなったところだ。岸和田城のサクラは、ホームページによると、3日前に5分咲きとのことだ。ちょうどいいかもしれないので、期待する。
阪神湾岸線を利用すれば、岸和田城までは、1時間40分で到着である。公営の駐車
場に駐めて、岸和田城の天守閣と、その周辺を散策することにした。まずは、天守閣を目指す。300円の入条件を買うのだ。この天守閣は、3層になっており、昭和29年に完成したものらしい。本来の天守閣
は、5層であったが、落雷で消失したとのことだ。1階と2階は、展示室になっており、岸和田の歴史と、岸和田城主(岡部氏)の説明書きである。
3階は、ベランダがあり、東西南北の四方を見渡せるのである。比較的天気が良かったので、六甲山系や、淡路
島を見ることが出来た。もちろんサクラは、見頃を迎えていたのである。天守閣前の石庭は手入れが行き届いており、見応え十分だ。
大阪人の好物の一つがたこ焼きと聞いているが、この岸和田では、唯一たこ焼きを住民が食べないというのだ。たしかにで店はもちろんのこと、外食でも、たこ焼きは提供されない。これには、言い伝え(伝説)があり、タコが、この岸和田を外敵から、守ったというのだ。今はそれが、”蛸地蔵”と言う形で、祀られている寺が、あるだ。そして、岸和田城の堀周りにある出店では、”たこ焼き屋”がない。
ブラーッと2時間位の桜見物であった。
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