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2025年5月

2025年5月30日 (金)

Mr. Baseball(映画)

 米国で、英語をなんとかものにしようとして、ハリウッドの封切り映画をひたすら見たのである。そして、見始めてちょうど1年目だ。なんとかヒアリングの能力が少しは、上がったかなと思ったときに見た映画が、Mr.Baseballであった。何しろ、ロケーションが、名古屋なのだ。そして、中日ドラゴンズのフランチャイズがその会場なのである。何気なく英語の勉強のために見た映画であった。何しろ米国に住んで2年目のことだから、必死だったのであった。この映画は、米国ではとても人気があったのだが、日本では、さっぱりだったと聞いていいる。

 

 ストーリは、単純であった。

主人公のジャック・エリオットはMLBのニューヨーク・ヤンキースの選手だが、欠点があり、成績が上がらず、トレードされることになったのだ。それが、日本の中日ドラゴンズというわけだ。主人公の役は、トム・セディックだ。小生も彼のファンであった。とくに「私立探偵マグナム」という、シリーズ物を見ていたのである。ジャックには、弱点があり、そこを突かれると、全く打てなくなる(空振りばかり)のだ。

 

 映画自体は、コメディとして気楽に見ることがアメリカ人にはできるだろうが、小生は、英語を何とかモノにしようと必死なのだった。それでも、この映画は、日本の風物・文化を誇大に茶化している。今ならば、大谷翔平や、今永、そしてダルビッシュや、イチローなどの日本選手が、大リーグで、活躍しているので、日本の野球に対して、米国人は、見下すようなことはないだろうが、今から30年前は、日本のプロ野球などは、米国にとって、リトルリーグのような扱いなのだ。今は、バンテリンドームナゴヤが、フランチャイズだが、 当時の中日ドラゴンズの本拠地は、名古屋であり、ナゴヤ球場なのだ。(ちょっと懐かしい。)

 

 映画では、中日ドラゴンゴンズの監督は、高倉健が内山という役でやっていた。感心したのは、彼の英語がとてもスムーズで聞きやすかったのだ。(かなり練習したのかもしれない。)電車の中で、平気でエロ雑誌を読んでいる人がいたり、素麺をズーズーと音を立てて、食べるシーンなど、日本を野蛮な国という扱いであった。また、茶碗に山盛りにしたごはんに箸を立てて、テーブルを離れようとしたジャックを慌てて、その動作を止めさせようとするなど、随所に小生から見たら、日本人と、日本文化を茶化して笑いを得ようとするシーンが目立つのだった。

 

 英語の練習という意味合いがなく、名古屋がロケ地でなければ、米国でこの英語を見ることがなかったろう。とにかくひどい偏見の映画だったのだ。日本では、さっぱり受けなかった映画だということも納得できるものだ。

2025年5月25日 (日)

春日局生誕の地

 春日局(かすがのつぼね)は小生の世代では、よく知られている女性だ。。なにしろ徳川3代将軍の家光の乳母であり、大奥の礎を築いた女性なのである。中高年に人気になったのは、NHKが1989年に放送した大河ドラマ『春日局』の影響だ。この放送で、一般の認知度が、一気に広まったのである。更にこの時の主人公役が大原麗子だったのも印象付けられたのであった。今でも、若い世代は、教科書に取り上げられたこともあり、認知度は結構高いようだ。

 

 この春日局の出生地だと言われている場所がいくつかあるが、その中で、最も有力視されているのが、丹波国黒井(現在の兵庫県丹波市春日町黒井)説である。他に岐阜県揖斐川町、滋賀県大津市、京都府亀岡がある。

 

 丹波国黒井であるが、ここには、明智光秀の重心である「斎藤利三(さいとうとしみつ)」が城主であった黒井城があり、春日局が出生し、産湯を使ったという『興禅寺』があるのだ。113_20250503155401 111_20250503155501 114_20250503155601 その斎藤利三が父親であり、本名は『斎藤福』なのだ。福は、3歳まで、この地にいたという。JR福知山線の黒井駅には、『お福』の像がシンボルとしてあるのだ。春日局と名乗ったのは、53歳以降であった。

 

 このあたりの地名である春日についても一説によると、この春日局が由来かもしれない、とのことだ。(注:これは真偽不明である。晩年に住んでいた文京区の春日だという説もある。)

 

 黒井駅は、無人駅であり、単線の福知山線が離合する駅でもある。駅前のロータリーにこの『お福の像』が設置されていたのだ。光善寺までは、歩いてここから15分くらいだが、舗装はされているが山道を登ることになる。小生は、車で行ったのであるが、狭くて離合が難しい箇所がいくつかあった。それでも、なんとか興禅寺の駐車場に到着だ。

 

123 117_20250503155601 120 122_20250503155801  山門の脇に「春日の局出生地」の碑があった。そして、広い塀と、野面積みの石垣に掘りがあるところなど、城そのものの感であった。山118_20250503155701 119 門をくぐると、手入れの行き届いた石庭が見える。本堂は、クローズされていたが、中には、釈迦如来場が安置されている。その脇を過ぎて奥の方へ行くと、春日局が浸かったという「産湯の井戸」がある。

 

 観光客がいないこともあり、静かに石庭を見て楽しむことができた。そして、興禅寺を後にしたのだ。

2025年5月20日 (火)

荒牧バラ公園(2025)

 毎年この時期になると、関西は、バラが見頃となるのである。満開のバラ園は、圧巻である。関西でもいくつかのバラ園があり、どこも甘い香りがしているようだ。京阪神地区では、015_20250517200501 小生の地元の伊丹市荒牧バラ公園が有名であり、ニュースなどでも取り上げられる。何しろ伊丹市は、このバラ園を入場無料にしているのだから、太っ腹だ。(注:駐車料金は取られる)小生のブログでもいくどとなくこのバラ園を取り上げているのだ。何しろ、ランニング練習コースにあるので、シーズンでは、ここで休憩してバラを楽しむのである。

 

 5月と11月の年2回、このバラ園でのバラを楽しむことができるのだ。特に地元で品種改良013_20250517200601 016_20250517200601 され名付けられた”天津乙女”と”マダムヴィオレ”には毎回挨拶することができるのであ。休日は、一般の見学客でかなり混雑しているが、平日は、この地域(伊丹、川西、宝塚、能勢町など)の老人ホームの入居者が遠足(?)に来ているのである。要するに車椅子の集団が、あちこちに見ることができるのだ。介護士が一所懸命にケアしたいるのがわかる。これも無料で楽しめることができるからだろう。

 

 そこそこに楽しんで、ランニングを続けるのだった。今度は、11月にまた楽しめそうである。

018_20250517200601 014_20250517200601 017_20250517200701 029_20250517200701 026_20250517200701

2025年5月15日 (木)

大阪・関西万博オープン1ヶ月

 2025年4月13日にオープンした大阪・関西万博が、早くも1ヶ月が経ったので、そろそろ落ち着いてきたので、見学に行くことにしたのだ。せっかく関西にいるのに、万博を見ないわけにはいかない。関西以外では、あまり盛り上がっていにようだが、万博などというものは、こんなものかもしれない。政治的な意図があってなのか、 『入場者数が、当初の予定より少ない。メタンガス騒ぎが発生する。スマホが繋がりにくい。・・・・。』など、ネガティブ報道がたっぷりと連日放映・放送されている。さらに、大阪の小中学校では、児童生徒の無料事業(遠足?)を市長や、府知事がアナウンスしているにも関わらず、万博には行かせないという校長それなりにいるようだ。大阪堺市では、8割、吹田市では、54校が不参加を決定している。大阪市ですら、1割は、参加しないようである。少しつむじ曲がりの校長が判断しているのだろう。逆にそれだけ関心があるからかもしれない。しかし、実際に行ってみなくては、どんなものだかわからないはずなので、いくことにした。

 

 入場チケットは、大人平日6000円、土日祝日7500円である。小生は、前売りを購入していたので、5000円である。スマホのQRコードが入場チケットなのである。しかし、このチケットの購入は結構難しい。2日がかりで、なんとか購入だ。(ユーザーフレンドリからはほど遠い最悪のシステムだ!:個人的感想です。)購入したチケットを家族に転送するのは、更に大変なのだ。当日は、スマホを見せるのが煩わしいので、QRコード付きのチケットを印刷して、それを持っていく。

 

002_20250515140601 004_20250515140601 042_20250515140601    当日、11時に東ゲート入場の予約を入れたので、それに合あわせて、大阪メトロ中央線夢洲駅に到着する。 平日であれば、スムーズにゲートを通過できるだろうと期待してのだが、約30分ほど並ぶことになったのである。”並ばない万博”は、この時点で夢であるとわかった。セキュリテイを通過して、なんとか入場したというのが本音だ。ここまでで、かなり疲れる。

 

 昼飯時となっていたので、まずは、食えるところを探す。、レストランが併設されているパビリオンならば、そんなに並ばなくても食えそう022_20250515140701 030_20250515140801 025_20250515140801 だが、そのパビリオンに入場するのに行列ができている。30分から、1時間くらい並べば、多分入場できるのだが、諦めた。しkタナク、テイクアウトをねらい、カート等の出店を探すことにした。メニューを見るとどこも評判どおり高い。ある程度は覚悟しなくちゃいけないのは、分かっていたが、『味が良ければいいかな。』と、言う程度で決めた。結局おにぎり弁当1600円をレストラン内の席で食うことにした。20分くらい並んで、入場だ。食ってみたところ、まずまずの味だ。しかし、街中であれば、600円くらいの弁当である。やはり値段が高いのを実感した。

 

008_20250515140801 026_20250515140901 013_20250515140901  今回の万博の象徴は、”大屋根リング”であるので、そこに登るのが狙いだが、その前にほとんど並んでない『共同館(コモンズ)』を2つほどブラーッと見学した。混雑はしてないものの、それなりに観客は多い。大国のパビリオンは、最低でも30分は待たねばならないからそれと比べれば、ズーッとタイムパフォーマンスはいい。

 

007_20250515141001 021_20250515141001 029_20250515141001 033_20250515141001 034_20250515141001  大屋根リングは、エスカレーターとエレベーターが設置されているので、登リ降りは、楽である。もちろん階段でもいい。ただし、下りのエスカレーターは、少ないので、注039_20250515141101 意が必要だ。リングには、ところどころトイレが、設置されているので、それは問題ない。リングが、上下2段になっている箇所があり、上のリングに登ると、大阪湾が一望でき、また、万博会場をより広く見渡すことこできる。晴れていれば、六甲や、神戸を見ることもできるのだ。この木造の「大屋根リング」を体験だけでも、この万博会場に来た価値があると思うのだった。1周が2キロメートルというのだから、バカでかい。万博後には、取り壊されるかもしれないが、記念に残しておきたいものであると思うのは、小生だけではないだろう。ジョギングや、駅伝のコースとしても素晴らしいが、維持費が大変だろう。

 

 小生が、出向いた日は、まだ夏本番を迎えてないが、暑さ対策を十分にしてもらいたいものである。埋立地なので、緑が少ない。また、陽を避けるところは、大屋根リングを除くと、パビリオンの中だけだ。これでは並んでいる人が熱中症で倒れてもおかしくないだろう。これからどんな対策を打つのか、興味深く見守りたいものである。また、大屋根リングは吹きさらしだから、横殴りの雨が降ったときには、あまり役に立たない。台風シーズンになると、ちょっと困るだろうな、と、勝手に思うのだった。

 

041_20250515141201  午後になると、入場ゲートはガラガラである。入場係員は暇そうにぶらついたり、雑談していた。出口のところが限定されるので、狭いが、問題ない。夢洲駅に直行だ。

 

 今回は実質の在場時間は2時間半くらいなので、大まかにしか雰囲気を味わえなかった。実際に行ってみてわかったのだが、来場者は、皆楽しそうであった。行列はあるのだが、喜んで並んでいるように見えた。ある種のお祭りの一つだと思えば、それで十分な気がする。小・中学校の遠足でここに来ている生徒・児童もまた、はしゃぎながら廻っている(引率の先生は大変だ)。せっかく、伊丹に住んでいるのだから、予定を立てて再来場してみようと思ったのだ。

2025年5月10日 (土)

住吉大社

 『すみよっさん』の愛称で地元では慕われている”住吉大社”には、2年前に行ったのだった。その時は、この住吉大社にある”卯の花苑”が5月のみオープンされるということで、目的は、『卯の花(ウノハナ)』を見ることだった。今回は、この住吉神社の参拝と、卯の花苑を見学することにしたのだ。

 

 前回と同様に、南海電車の『住吉大社前」で下車すると、道路を挟んだ駅の対面に大鳥居044_20250505194901 010_20250505194801 を見ることができるのだ。この住吉大社は、正月三元日で240万人が初詣に来るという全国 2000社くらいある「住吉神社」の総本社なのだ。参道にある反橋(そりはし)は太鼓橋(たいこばし)とも呼ばれ、この住吉大社のシンボ005_20250505195001 007_20250505194901  ルになっているのだ。明治時代は、この橋を、神様が渡る橋ということで、一般の参拝者は、わたることができなかったという。(今は、そんなことはない。)この反り橋をわたり、境内の門をくぐり、本殿を参拝するのだ。

 

本殿は、第一本宮から第四本宮まで4つある。それぞれ神様が異なるという。せっかくなので008_20250505195101 009_20250505195101 、全部参拝することにした。更に奥に行くと、”初辰さん”の「楠珺社」(なんくんしゃ)がある。ここには、樹齢約800年の”夫婦楠(めおとぐす)”がご神木として、祀られている。ここも参拝することにしたのだ。そして、前回行った”卯の花苑”を見学することにした。

 

2年前に初めて、『卯の花』の本物を見たのだが、今年も同様に、咲いていることを期待した032_20250505195101 036_20250505195201 038_20250505195201 035_20250505195201 034_20250505195201 020_20250505195401 のである。毎年、5月の1ヶ月間のみ一般オープンしているところなのだ。今年もまた、城やピンクの小さな花を咲かせていたのである。なかなか可憐な花であった。ブラブラと見回って、写真を撮り、『卯の花』を見たことで、満足して、帰路についたのであった。

2025年5月 5日 (月)

白毫寺の藤

 桜の季節が終わると、次は、藤の季節がやってくる。関西や関東では、4月末から、5月初旬にかけて見頃を迎えるのだ。兵庫県の山間の街である丹波市に、藤の名所がある。天台宗の寺院である白毫寺(びゃくごうじ)だ。正確には「天台宗五台山白毫寺」となっていた。小生の住んでいる伊丹からは、中国道、そして舞鶴道を利用すれば、1時間位のところなのだ。

 

 シーズンを迎える名所・旧跡の観光地は、当然のことながら、週末と祝日は、大混雑になるのであるから、平日の午前中が狙いめなのである。ましてや、ゴールデンウィークに見頃を迎える藤なのだから、人気もまた半端でない。

 

 舞鶴道の春日ICから地道を福知山方向へ10分ほどドライブすると、白毫寺の駐車場に到着する。今は、臨時の駐車場が設置されていたのだが、10時前というのに、すでに4つの駐車場がいっぱいだった。しかし、回転が早いので、車の出入りはスムーズだった。ただ、寺の山門前の道路は狭く、更に、観光バスが通るので、係員の誘導に従う必要がある。幸いなことに最も近い駐車場に駐めることができた。

 

003_20250503125601 010_20250503125701 013_20250503125801  山門入口で、入場料500円を支払う。本堂を参拝して、藤が植わっている広場に行くのだ。120メートルの長さにわたって広場に、藤棚が整備されているのだ。”野田長フジ”というのが正式名称だが、通常は「九尺フジ」と呼ばれている。九尺は、大げさだが、1メート037_20250503125901 043_20250503125901 045_20250503125901 ルを超えるフジの花は甘い香りがして、壮観な眺めだった。広場には、臨時のベンチがあり、また出店もまたオープンしていた。(商売熱心?)である。また、見頃ということで、放送局の取材をやっいた。

 

 グルーっと見物し、権現堂や、鯉のいる心字池を回わると、シャクナゲやツツジそれに錦058_20250503130001 065_20250503130001 066_20250503130001 モミジを楽しむことができるのだ。そして道路の対面にある民家(近藤家)の庭が一般公開しており、そこにもまた九尺フジが手入れされて、満開であった。説明書きによると、この家のフジが親木なって、白毫091_20250503130101 096 寺のフジがあるというのだ。要するに、白毫寺のフジはクローンというわけだ。無料開放であるが、心付けとして、ワンコインを備え箱に入れた。

 

 夜になると、フジはライトアップして幻想的になるようだが、それは今後の楽しみとして取っておく(可能かどうかは別として!)ことにした。約1時間くらいで、白毫寺をあとにして、帰路につく。途中にある駐車場は、臨時の駐車場を含めて、7つあり、それが、ほとんど満車に近かった。平日であっても、これだけ混雑しているのだが、休日・祝日は、大渋滞を起こすだろうと、勝手に納得したのだった。

 

 隠居した身分なので、ゆっくりと名所旧跡を平日に楽しむことができたのだった。

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