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旅行

2025年5月 5日 (月)

白毫寺の藤

 桜の季節が終わると、次は、藤の季節がやってくる。関西や関東では、4月末から、5月初旬にかけて見頃を迎えるのだ。兵庫県の山間の街である丹波市に、藤の名所がある。天台宗の寺院である白毫寺(びゃくごうじ)だ。正確には「天台宗五台山白毫寺」となっていた。小生の住んでいる伊丹からは、中国道、そして舞鶴道を利用すれば、1時間位のところなのだ。

 

 シーズンを迎える名所・旧跡の観光地は、当然のことながら、週末と祝日は、大混雑になるのであるから、平日の午前中が狙いめなのである。ましてや、ゴールデンウィークに見頃を迎える藤なのだから、人気もまた半端でない。

 

 舞鶴道の春日ICから地道を福知山方向へ10分ほどドライブすると、白毫寺の駐車場に到着する。今は、臨時の駐車場が設置されていたのだが、10時前というのに、すでに4つの駐車場がいっぱいだった。しかし、回転が早いので、車の出入りはスムーズだった。ただ、寺の山門前の道路は狭く、更に、観光バスが通るので、係員の誘導に従う必要がある。幸いなことに最も近い駐車場に駐めることができた。

 

003_20250503125601 010_20250503125701 013_20250503125801  山門入口で、入場料500円を支払う。本堂を参拝して、藤が植わっている広場に行くのだ。120メートルの長さにわたって広場に、藤棚が整備されているのだ。”野田長フジ”というのが正式名称だが、通常は「九尺フジ」と呼ばれている。九尺は、大げさだが、1メート037_20250503125901 043_20250503125901 045_20250503125901 ルを超えるフジの花は甘い香りがして、壮観な眺めだった。広場には、臨時のベンチがあり、また出店もまたオープンしていた。(商売熱心?)である。また、見頃ということで、放送局の取材をやっいた。

 

 グルーっと見物し、権現堂や、鯉のいる心字池を回わると、シャクナゲやツツジそれに錦058_20250503130001 065_20250503130001 066_20250503130001 モミジを楽しむことができるのだ。そして道路の対面にある民家(近藤家)の庭が一般公開しており、そこにもまた九尺フジが手入れされて、満開であった。説明書きによると、この家のフジが親木なって、白毫091_20250503130101 096 寺のフジがあるというのだ。要するに、白毫寺のフジはクローンというわけだ。無料開放であるが、心付けとして、ワンコインを備え箱に入れた。

 

 夜になると、フジはライトアップして幻想的になるようだが、それは今後の楽しみとして取っておく(可能かどうかは別として!)ことにした。約1時間くらいで、白毫寺をあとにして、帰路につく。途中にある駐車場は、臨時の駐車場を含めて、7つあり、それが、ほとんど満車に近かった。平日であっても、これだけ混雑しているのだが、休日・祝日は、大渋滞を起こすだろうと、勝手に納得したのだった。

 

 隠居した身分なので、ゆっくりと名所旧跡を平日に楽しむことができたのだった。

2024年12月15日 (日)

駅弁を食べながら、考えた。

  現役時代の交通移動手段は、飛行機が多かった。時間効率がいいし、マイレージを貯める事ができるからである。海外での出張は、飛行機以外にはあり得なかったのだ。隠居生活では、そんなに時間効率を考える必要はないので、ゆっくりと無理のない日程で、旅行することができる。久々に新幹線を利用したのである。せっかくなので、駅弁も楽しむことにした。

 

 新幹線は、車内販売を中止しているので、事前に、弁当と、お茶を買ってそれから、乗車だ。新大阪駅では、全国名物駅弁を売っているところがあり、同様に、東京にもまた、全国名物駅弁の専用売店がある。どちらも、混雑がひどい。外国人旅行者が増えているのが原因のようだ。しかし、現金で支払う必要がないのは嬉しい。スマホ決済で、購入できるだ。これは、外国人には便利なようである。

 

 新幹線に乗車して、東京へ向かう時は、京都を過ぎてから、そして、新大阪に向かう時は、新横浜を過ぎてから駅弁を楽しむのである。今回は、九州めぐり旅産弁当、おかめ弁当、幕の内、それになにわ御膳である。

Img_2760 Img_2764 289fa513ba354b5d82524dbe0055e1b93b82a391f83e43e2b4df5634c8812272

 そもそも駅弁はいつ頃どこで始まったのであろうか。記録によると明治時代に、宇都宮駅で”おにぎりとタクアン”を売ったのが最初だとされているが、諸説あるようだ。また、小生が学生の頃は、駅弁は立売がメインであった。列車の窓を開けて、オッチャンに弁当とお茶の料金を支払って、ゲットするのである。また、駅弁を売っているのは、急行列車の停まる駅がメインであった。窓があかない特急列車の場合は、停車駅が近づくと、出入りImg_2755 Img_2758 36f9fc4829bd4670a44aa553e61520eb A62e7102d254461b940e24152eae3a02 口付近でドアがあるのを待ち、すぐに立売のオッチャンが売っている弁当とお茶を買うのである。オッチャンもわかっているようで、すぐにお釣りを出せるように準備しているし、またドアの位置での停車を待ち構えているのである。

 

 駅弁を買って、自宅に持って帰った時が会った。列車の中で食って美味いのだから当然自宅で食っても美味いはずだ。と、思ったのである。しかし、これが、ちっともうまくない。列車の中で食ったのと同じものを買って帰ったのだが、なにか違うのだ。多分、ガッタンゴットンと、車内で揺れながら食うから美味しいのだと、勝手に結論付けたのだった。それ以来、デパートの駅弁大会などで、買う気が全くなくなった。(最も買うだけの小遣いもなかった?)

 

 今は、日本全国の駅弁を東京駅や新大阪駅で買うことができる。また、味も工夫されており、美味しいのだ。新幹線の車内で食うから美味しいのかもしれないが、品揃えも素晴らしい。ただ問題は、値段だ。コンビニ弁当と比べたら、かなり高い。1000円~4000円の幅がある。うなぎの蒲焼弁当や、マグロの大トロ弁当などもある。だから値段が高いのは仕方がないのかもしれない。

 

 小生が好んでいたのは、高崎駅のだるま弁当、黒磯駅の九尾の釜飯だ。横川の峠の釜飯は美味しいのだが、圧倒的に九尾の釜飯が美味い。このあたりの好き嫌いは、人によるのだろう。今はたまに、デパートの売り場や高速道路のサービスエリアで見つけるだけになってしまったのは、残念だ。

 

 立売駅弁などは、昭和の遺物と言われるのだろうが、残念だが、時代の流れでもある。 そして今ならば、自宅でゆっくりと駅弁を楽しむことができるかもしれない。

2023年9月 6日 (水)

幽玄洞とニホンカモシカ

  岩手県の一関市には、厳美渓や猊鼻渓などの自然を楽しめる渓谷がある。その中の一つである「幽玄洞」に行ってみた。国の指定名勝である「猊鼻渓」から、10分もドライブすれば到着するところだ。鍾乳洞である。何しろこの鍾乳洞は、3億5千万年前にできたというのだ。日本最古の鍾乳洞というわけだ。駐車場はやたらに広いが、鍾乳洞入口という看板だけがやたら目立つ。平日なので、その広い駐車場は、ガラガラだ。手頃なところに駐めて、入場する場所を見つけなくちゃいけない。

 

B061_20221116093501 B062_20221116093501 B064_20221116093501 B065_20221116093501   入り口に当たるところで、1100円支払って入場である。そこから、少し登ったところに、入り口があり、一方通行になっており、出口は、全く別のB066_20221116093601 B067 ところになるのだ。中に入ってみたが、通路は照明など、しっかりと整備されていた。しかし、足場は、濡れているので、注意して、進む必要がある。鍾乳石には、いろいろな名前(あだ名)がつけられていて、なんとなく納得させられるから面白い。アップダウンが少々きついし、また、通路が狭いので、それもまた注意する必要がある。ゆっくりとチェックしながら、出口に向かうならば、1時間以上の時間が必要だ。しかし、小生は、鍾乳石にそんなに興味があるわけではないので、20B068_20221116093601 B069 B070_20221116093601 B072_20221116093601 C001_20221116093701 分もあれば、出口に出ることができる。ようするに、小生にとっては、「まあ、こんなものか」という程度の認識しかないわけだ。適当に取った写真が記念に残るくらいだ。

 

 出口から、駐車場まで少し歩く。車に乗ろうとしたら、近くの草むらで、『ゴソーッ、ゴソーッ!』と音がするではないか。何かしらの動物がいるのだ。よく見ると、角が生えているので、鹿の一種か?と、思いきや、どうやら、ニホンカモシカだ。時々このあたりで、出没するC002_20221116093701 C003_20221116093701 C004_20221116093701 C005_20221116093701 らしい。ニホンカモシカである。早速写真に収めておく。ニホンカモシカに遭遇することができたら、幸せになる、と、いう言い伝えがあるのだ。動物園に行くと、もちろんいつでも見ることができるが、野生のニホンカモシカに遭遇したのは、初めてである。5分も経たないで、道路の反対側にある川べりに、姿を消した。

 

 幽玄洞は、期待外れであったが、野生のニホンカモシカに遭遇できたということは、今後何かしらに吉兆と捉えておくことにした。

2023年4月20日 (木)

椰子の実(歌碑)・日出の石門

 渥美半島を伊良湖に向かって42号線をひたすらドライブすると、伊良湖岬に近いところにあるのが、「日出の石門(ひいのせきもん):難しい読みだ。である。42号線には、そのための駐車場が整備されているのが嬉しい。太平洋の荒波書きの遠くなるような時間をかけて、岩を侵食させ、あたかも門のように、見えるのである。東名豊川ICからは、約90分B070 B053 B052 だ。そして、この駐車場から、階段を降りていくと、途中に、「椰子の実」の歌碑と、記念碑がある。なぜこんなところで椰子の実なのか?チョット不思議に思うのだが、調べてみたら、不思議でもなんでもないことがわかった。

 

 ほとんど唱歌と同じような扱いを受けている「椰子の実」だが、島崎藤村の作詞であることは有名である。このきっかけとなったのは、親友であるのちに民俗学者となった柳田國男との関係だ。柳田は、東京帝国大学(現・東京大学)の学生の時、知り合いの画家から風光明媚な地と聞いた愛知県渥美半島の伊良湖で一ヶ月余りを過ごしたのである。(暇だった?)

 ある日の早朝、伊良湖岬の恋路ヶ浜で、南の島から黒潮に乗って何年もかかって浜辺に打ち上げられている椰子の実を見つけたのだ。そして、帰京して、その感動を島崎藤村に話した所、心を動かされた藤村は、椰子の実の漂流の旅に故郷を離れて居を転々としてさまよう“漂泊の詩人”である自らの憂いを重ね、作ったのが、この「椰子の実」であり、彼の「落梅集」に収められている。

 

 石垣島では、2022年6月にこの「椰子の実」の催し物として、50個を海に流したとニュースで言っていた。今年で35回目だそうだ。今までに3774個の椰子の実を流して、渥美半島に、4個届いたのを確認したのだが、恋路ヶ浜には、まだ届いてないという。なかなか面白い夢のある催しである。

 

B060 B057 B061 B062 B065 B063 B064  この椰子の実の記念碑からさらに、階段を降りると(5分もかからない)、日出の石門に到着だ。太平洋の浸食作用で、岩に丸く穴が空いたというだけだ。季節を選べば、その穴から、日の出が見えるらしい。話の種によるくらいしか、記憶に残らない場所だな。むしろ黄色い花が岩場に咲いていたのが印象に残った。

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2023年4月 2日 (日)

トイレの最中(もなか)

  やっとのことで、ゲットできた。この”トイレの最中”だが、和菓子として売れだされており、ネットでの人気が沸騰中なのである。何しろ最中というのには独特の形状であり、さらに売り切れ続出で、なかなか購入できないのである。

 

 住宅設備メーカーのLIXILグループの一つであるINAX10年以上の構想を温めて、LIXILミュージアム内のショップで売り出したところ、すぐに売り切れるたというのである。そこで、製造販売元の「大蔵餅」が店頭販売したところ、これもまた、1日あたりの販売数は、すぐに売り切れという人気商品なのである。

 

  LIXILミュージアムも、大蔵餅もともに常滑市にあるので、知多半島に行ったついでに寄ってみることにした。狙いは、大蔵餅だ。この和菓子屋は、中部国際空港の近くである。ネットで、場所を確認して、行ったのであるが、過去2回は、売り切れだった。今回3回目にやっとゲットできたのである。店の開店時刻は午前9時なのでそれに合わせていくと、店頭に並べているではないか。早速購入だ。

 

 話題性はあるが、一過性のものだろうと、思っていたが、なかなか人気が落ちないのである。ネット通販を始めたといううが、いつホームページを見ても売り切れなのだ。8個入りで、2800円だから、1350円なので、最中としては、高価である。それでもゲットできただけ幸いなのかもしれない。8個入りを買って、自宅にてユックリと味わってみることにした。

 

 まずはこの中を開けると、便器のかたちをした最中の皮と、袋に入っているツブアンが入っていた。そして簡単なマニュアル(?)が添えてあった。パッケージのデザインが洒落てい01_20220911174501 02_20220911174501 03_20220911174601 05_20220911174701 る。トイレの最中(もなか)と、トイレに最中(さいちゅう)をかけている。おまけに「ただいま使用中」の印字まであるのだ。

 

 操作(?)は簡単だ。最中の皮(便座?)を開けて、小豆を入れて、フタを閉じて、ただ食えばいい。あんこを入れると実に生々しく見えるとことが味噌である。そのまま食うにはチョット躊躇するかもしれない。あんこは十分に甘く上品に04_20220911174601 06_20220911174701 07_20220911174701 08 仕上がっている。マニュアルにはちょっとした気の利いた注意書きがある。(もちろん無視していい。)小豆の入れ方では、生々しくなりそうなの09_20220911174801 だ。

 

 また、賞味期限は3ヶ月あるので、十分なのだが、贈答する場合は、十分に送られる人を選ばなければならないという問題が生じそうである。遊び心を持っていて、シャレの分かる人でないとダメだろう。

2021年5月10日 (月)

光秀:ラッピング

  今のNHKの大河ドラマは、「青天を衝け」ということで、渋沢栄一の生涯をやっているが、すでに前作のことなど、大多数の人は、忘れてしまっているだろう。これが日本人のいいところ(?)だろう。小生は、勝手に思っている。何しろ、3ヶ月前の事件であっても、ほとんど記憶から消えてしまうのだ。今では、『広島・長崎に原爆を落とされたのだから、いつかアメリカに復習してやる!』などという輩は、ほとんど皆無に近い。被害者側であったときに、「全てを水に流す」という、思いは、日本人の根底にあるのかもしれない。大袈裟に言うと、これが武士道なのだろう。

 

 前作の大河ドラマが、「麒麟がくる」という題名だったのを、問われて、すぐに答えられる人は、もう少ない。その主人公が、明智光秀だったということは、言われたら思い出す人が大半だ。それでいいだろう。JR西日本が、この「麒麟がくる」のキャンペーンとして、ラッピング電車を走らせたのだ。大阪と、城崎温泉を運行している特急「こうのとり」の特定車両に明智光秀や、細川ガラシャ・福知山城などの沿線名所を紹介するという名目である。2020年の8月から202110月頃までの運用らしい。

 

 先日、パーソナルビジネスで、JR宝塚駅にて電車を待っていたら、偶然にもラッピング電車が停車したのだった。「明智光秀の”麒麟がくる”」であった。この大河ドラマが、終了してからまだ3ヶ月しか経ってないのだが、すでに遠い昔の気がした。この3ヶ月の間に、ロナに依って、ドラマの放映スケジュールが変更になったり、中止になったりし、さらにすでに次の作品に移行されているからだろう。なんとなく自時代遅れな印象受けるのは、小生だけではないと思うがいかがだろうか。

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