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グルメ・クッキング

2025年3月10日 (月)

魚屋”うみや”

 小生の住んでいる伊丹はそれなりに都会(?)であるため、魚や肉、そして野菜などは、イオンを始めとするスーパーマーケットで買うのが普通である。肉だけは小売店があるのでそこを利用することができるが、魚屋は、”JAスマイル阪神(公設市場)”の脇に一軒ある。八百屋専業の小売店はない。小生は、食料品は全て、スーパーマーケットで購入するので、それで十分ではあった。スーパーマーケットは、複数あるので、困ることはないのだ。

 

  自宅の近くに、気づかなかったのだが、いつのまにか魚屋が、オープンしていたのだった。ネットで調べると、1年半ほど前に、魚専門の小売店として「魚屋”うみや”」が開店していたのだ。そもそもメイン通り(バス通り)から外れているし、ちょっとした路地裏なので20250221101707 20250221101724 目につくことはない。たまたま小生のランニング練習コースを少しはずれていたときを走っていて気がついたのだ。『こんな場所にオープンして大丈夫なのか。採算は取れるのだろうか。』など、勝手なことを考えてしまうのだった。。路地を抜けると、自衛隊の総監部があるので、自衛隊員のための魚屋なのかな。と、思うのであった。

 

 小生の自宅から、150m程度なので、歩いて1分のところだ。更に、それなりに流行っているようなので、先日、店の中に入ってみた。決して広いとは言えない店舗であり、店主は若い兄ちゃんだった。家族で経営しているようだ。兄ちゃんが早朝に大阪卸売市場で仕20250221101604 20250221101429_20250222141501  20250221101456 入れてくるようだ。そのため、ほぼ毎日、その日の生鮮魚並べているという。合わせて、海鮮丼、刺し身、揚げ物、煮付けなどを売っている。値段は、リーズナブルであり、、新鮮であるのが素晴らしい。

 

 というわけで、海鮮丼と、鱈の切り身をかって帰宅したのである。早速昼飯に、その海鮮丼を食ってみた。新鮮な魚は、コリコリしており、まずまずの味であった。これからも利用し20250221115134 ていくことができると、判断したのである。二軒目の魚屋が伊丹に出没したというのは、嬉しいことである。これから新鮮な魚を食うことができるのだ。

2024年10月20日 (日)

食の文化祭 高槻2024

 昨年初めて、高槻の食の文化祭に行ったのだった。今年も同じように、行くことにしたのだ。何が楽しいかというと、ここで、食べることのできる「高槻バーガー」の味が忘れられなかったということである。案内によると、今年(2024年)は、10月12日、13日に開催されるのであった。高槻市第一中学校のグラウンドと、隣接する高槻城址跡公園が会場である。小生の住んでいる伊丹からだと、阪急電車を利用して、京都線の高槻市駅で下車するのが、最も便利である。小生の住んでいる伊丹からは一時間もあれば、到着するのである。今年は、10月13日に行くことにしたのである。

 

 当日は、高槻市駅を下車して、約5分ほど歩けば、会場に到着である。途中、カトリック高001_20241016140301 002_20241016140301 槻教会の高山右近像に挨拶したのである。小生、信者でもなんでもないが、歴史で有名な高山右近に挨拶したところで、何も問題ないと思ったのである。この高山右近であるが、信長、秀吉時代を生き抜いて、バテレン追放に会い、マニラに向かい、そこで、客死している。そんな事をチョット思って、会場に向かうのだ。

 

009_20241016140301 005_20241016140301 004_20241016140301  昨年同様に、屋台がずらーっと並んでいた。小生が目指すのは、「高槻バーガー」である。11時前に到着したのであるが、まだ、”高槻バーガー”の屋台はなかった。せっかくなので、いろんな屋台を素見して013_20241016140401 ぐるりーと回ったのである。縁日の食い物だけを並べた屋台という感じである。メインステージでは、高校生のパフォーマンスをやっている。お祭りの雰囲気を盛り上げているのだ。

 

 ついでなので、隣の高槻城址公園も合わせて、素見しである。こちらでは、フリーマーケッ006_20241016140501  トだ。衣料品や、小間物雑貨が多い。それと、子どもたちの遊び場である。こちらの2ndステージでは、ギターを掻き鳴らして歌っている兄ちゃんがいた。そして、また、メイン会場に戻り、テーブル席で、ゆっくりするつもりである。

 

 ポテトチップを買い、更にビールを買いに向かったのだが、”高槻バーガー”の屋台がオー017_20241016140501 010_20241016140601 012_20241016140601 プンしているのに気がついたので、30分近く並んで、購入だ。相変わらずの人気なので、行列がここだけ火と気は長い。そして、テーブル席で、高槻バーガーと、ポテトフライと、ビールを30分くらい楽しんだ。 018_20241016140601 高槻バーガーを1年ぶりに楽しめたことで、満足であった。

 

 そして、帰路につくのだった。

2024年9月20日 (金)

たからづか牛乳

  宝塚歌劇と、手塚治虫記念館で全国的に有名な宝塚市ではあるが、おいしい牛乳があることは地元以外は、知っている人は少ないようだ。「たからづか牛乳」ということで、販売されている。この牛乳は、あっさりした喉越しが、魅力なのだ。低温殺菌で作られた牛乳で、その自然な味わいなのである。牛にストレスがかからないように、六甲山の地下水とクラシック音楽を聴きながら育った牛から絞っており、63度の低温殺菌で製造されていいるのだ。当然のことながら、大量生産はできないのである。また、この牛乳で作られたヨーグルトは、当然のことながら、酸味がない。

 

 大量生産は、できないので、販売店も限定されている。 宝塚は、小生の住んでいる伊丹021_20240830134701 024_20240830134801 に接していることもあり、比較的、入手できるのだ。それでも、少し遅く行くと、品切れの場合がある。小生は、阪急宝塚駅に隣接している商店街”ソリオ”の販売所で、牛乳とヨーグルトを購入してきた。牛乳は、180mlで230円であった。価格は、高めだが、喉越しが気持ちい。ヨーグルトは、300gで500円だ。味は、濃厚であり、全く酸味がない。

 

 スーパーで、販売されている牛乳や、ヨーグルトに飽きたならば、この「たからづか牛乳」を味わうといいかもしれない。全く別物であることがわかるのであった。

2024年9月15日 (日)

とんかつ 小ばやし

  最近は、大阪梅田に出ることは、あまりない。今回は、友人の頼みで、大阪駅で待ち合わせることになった。ちょっとした預かりものを渡してすぐに別れた。昼前なのだが、このまま帰宅してもいいのだが、久々に、大阪駅界隈で、昼飯を食うことにした。

 

 就職のために、大阪に来たのが、47年前である。物珍しいこともあり、週末は、大阪梅田に出ることが常だった。東京とは、異なった文化圏であると聞いていたので、それを体験するのが目的だ。俗に言う”コテコテ”の大阪を見てみようということだ。しかし、実際は、大阪梅田は、コテコテではなく全く東京と変わりがない。せいぜい食い物がちょっとばかり味に違いがある程度だった。実は、後でわかったのだが、大阪の味を知りたかったら、手っ取り早いのは、天王寺、西成、道頓堀あたりの定食屋に行けばよいのだった。コテコテのソース味のコナモン(粉もの:たこ焼き、お好み焼きなど)を食わせているのだ。

 

 とはいえ、当時昼飯として、食った”とんかつ定食”は美味かったのである。何しろトンカツの豚肉が和らいのが、当時の小生には新鮮だった。阪急東通商店街にある”とんかつ 小ばやし”という店だったのだ。大阪駅界隈に出たときは、時々であるが、この”とんかつ”を食べるのであった。今回久々に、当時を思い出し、この”とんかつ 小ばやし”で昼飯を食うことにしたのだ。創業が、昭和5年というのだから、歴史がある。

 

 ネットで調べると、どうやら移転したらしい。少し迷ったが、地図を頼りになんとかたどりImg_2694 着 いた。以前の場所からそんなに離れてはいない。むしろ阪急大阪梅田駅に近いところになっていた。入ってみると、カウンター関のみである。また、正午前なので、比較的空いていた。「お品書き」を見て、1日限定15食限定の「名物小ばやしのとんかつ(130g)」(1560円)を注文したのである。限定メニュウに幸いなことにまだ余裕があるとのことだった。

 

 待つこと15分くらいだ。御飯と味噌汁に漬物、そしてサラダ(キャベツのみ)がつくのだっImg_2698 た。キャベツはおかわり自由とのことである。トンカツは、カラーッと揚げられており、以前同様に柔らかくて、食べやすい。どうやら、”小ばやし”の味は、守られているようだ。満足して、帰路についたのである。

 

 今回は、「食レポ」ではなく、「ノスタルジー・レポ」なのである。 小生が初めて食べたのは2代目の店主のときだったが、今は、3代目である。この”とんかつ小ばやし”のホームページには、歴史が、記載されており、それによると、一度は閉店したようだ。その後、現在の地で、再開したとのことだ。

 

2023年6月 5日 (月)

ひやし飴(関西雑感12)

 こんな飲み物があるんだ!先日初めて「ひやし飴」なるものを、食料品店で見つけて、面A02 白そうだからということで、購入してみた。そもそも飴を冷やして、何になるだろう。そして、飴なのに、液体というのは、どういうことだろう。次から次へと、疑問が湧く。

 

 ネットで調べてみると、戦前は、関東地域でも売っていたらしいが、大空襲で販売店が焼けてしまい、その後復活しなかったという。関西は、復活したという。成A01 分表によると、麦芽飴、砂糖黒糖、それに香辛料のだ。カミさんに、話してみたら、「そんな物珍しくもなんともない。私は、小さいときによく飲んだ。十分冷やして夏に飲むと美味しい。」と、つれない返答である。オンザロックで、飲んでみたが、たしかに甘くて、子供ウケする味であった。

 

 どうやら、知らないのは、小生が関西育ちでないからなのだ。関西をもっとよくImg_2167    分かるためには、修行があらためて大切なことがわかった。関西人には当分なれそうもない。

2023年6月 2日 (金)

小麦の奴隷

 今回は、グルメ記事である。実業家の堀江貴文氏が発案したことで始まった地方活性型ベーカリーブランド

「小麦の奴隷」である。ま、色々と、話題を振りまくホリエモンのことだ。何をやっても記事になるのである。このブランドのパンであるが、北海道の大樹町という人口5,400人の町から始まり、その後「カレーパングランプリ2020」で3年連続で金賞を受賞したのが立派である。全国各地に店舗を拡大しており全国には、100店舗を超える出店をしている。フランチャイズ制であり既存のパン屋と違うかというと、人口が5万人以下の市を対象としている。そんなわけで、もちろん潰れている店もあるようだ。

 

 地方創生を目指しているというのであり、小生の住んでいる伊丹では、人口(10万人弱)が多すぎて、対象とならないようだ。しかし、このカレーパンを食ってみたいという気はずーっとしていたのであった。ただ単に、物見遊山の珍しもの好きのなせるところでもある。何しろ2020年から、3年連続で、金賞をゲットしたというのだから、チャンスが有れば、食べてみたいのは、凡人のなせるところでもある。

 

 フランチャイズ制というわけなので、開店してもすぐに潰れるところも出てきているようだ。話題性がある内に稼げばそれで十分なのかもしれない。普通の町中のパン屋と違うのは、最も厄介なパンの生地を工場で一括して作り冷凍にして各店舗に配布しているという。店では、形を整えて、焼くだけである。だから、素人でも店長になれるというわけだ。とは言っても、立地条件や店長の力量が問われるには変わりがない。

 

 名物となっているカレーパン『ザックザクカレーパン(290円税込)』は、クルトンで包まれていて食感が良い。中には辛さ控えめのカレーがたっぷり詰まっているので、試食してみたいと思っていた。小生の自宅のある伊丹市の近くでは、2022年12月に三木市でオープンしているところがあるという。『潰れる前に、行って見る価値があるかな。』という、気持ちで、出向いてみることにした。高速道路を利用すれば、1時間弱で、行くことができる。(そんなにまでしていく価値があるかどうか別!?)

 

 中国道、山陽道を利用して、三木東ICからは地道である。神鉄の恵比須駅からは5分らしいが、車ならそんなことは関係ない。ナビで問題なく到着だ。と言っても、開店して、半年も経ってないのだから、ナビでは、住所を入力する必要がある。駐車場に止めて、店内へ入った。そんなに大きな店内ではないが、それなりにパンの種類はあった。男性店長一人と、女性アルバイト4名で切り盛りしているようだ。まあ、そんなことは、小生には関係ない。目指すは、「ザックザクカレーパン(290円)」である。何故このパンが、3年連続で、金賞を受賞したのかが知りたかったのである。これを2つ買って店を後にした。

 

 帰宅して昼飯にこれを食った。見かけは、風変わりな、カレーパンであるが、味はいけた。Ab022 Ab024 Ab025 特にカレーがぎっしり入っているのが嬉しい。パン生地内に隙間なくタプリなのだ。コストパフォーマンスが良く、人気のある理由が、わかったのである。「小麦の奴隷」によると、小生の隣街である宝塚に近々できるような案内があった。少しだけ楽しみでもある。

 

 2つも食うと、流石に、腹一杯となるボリュームであった。満足じゃ!!!

2022年10月15日 (土)

おたふく豆

  前回(2021年112日)に”おたふく豆”専門店の「長府屋」を紹介したが、そのおたふく豆とはどんなものだろうか。普段、かみさんが買っているのは、スーパーで売っている「ふじっ子煮お多福豆」であり一袋145グラムで200円弱である。小生には、甘すぎてとても食べられないが、カミさんは、『箸休め』ということで、気に入っているようだ。

 

 しかし、普段は食べられなくとも、マラソン前と完走後は、別だ。マラソンの後半にどうしてもカロリー不足で、ペースダウンとなってしまう。雑誌の記事で、マラソンの疲れ(ガス欠?)を防止するために、レース前にこのお多福豆を喰っておくと、ゴールまで、ペースダウンしないし、また完走後に食べると、疲れが比較的早く回復するというプロ級ランナーの手記があった。小生は同じ悩みをもっていたので、半信半疑にて、この方法を試してみたのである。その雑誌で紹介されていたのが、「長府屋」の『おたふく豆』なのである。

 

20210519__2 20210519__1  東京の池袋から、東京メトロ有楽町線で、和光市に向かって一駅目の「要町(かなめちょう)」で下車し、そこから歩いて約10分のところにある。住宅地の中にあるので、ちょっとわかりにくい。しかし、地元では、名物店らしく、このお多福豆だけを昔ながらの製法にこだわって、製造しているという。ボリビア産のそら豆と、上白糖と重曹のみで製造されており、その他の保存料・着色料などの添加物が一切ないというので、安心して、食べることができる。

 

A018  小生が初めて購入したのは、10年以上も前だ。マラソンレース前と、完走後に、食べたのであるが、結構なことに疲れが取れるのであった。こればかりは人によるだろうが、小生には、効果があったようだ。ただし、レース前は、十分に冷A019 A020 A021 蔵庫で冷やしてないと、甘すぎて食べられない。完走後は、特に冷やさなくとも問題なく食べられる。多分、味覚が一時的におかしくなるのだろう。十分に、サプリメントとしての効果があったので、愛用しているのである。最近は、ネット通販でも、購入できるらしい。

 

 開店時刻は9時半である。1パックは、以前700円だったが、最近は、800円に値段が上がA016_20210523180501 っている。さらに、運が良ければ、家庭で食べるには、問題ない『こわれ豆』600円で購入できる。このこわれ豆はすぐに売り切れるから、開店と同時に店に入る必要がありそうだ。前回10時前に行った時には、最後の2パックをゲットできた。ラッキーであった。

2022年8月20日 (土)

Italian Kitchen VANSAN 茨木店

久々のグルメネタである。世間が、コロナで騒がしいので、グループで連れ添って、周りから白い目で見られるよりは、一人で、ゆっくりと外食を楽しむことにした。たまには、昼飯のイタリアンということで、パスタを食うことにしたのである。

 

小生の通勤途中であるJR茨木の東口商店街にあるパスタ屋に行くことにした。午前中の勤務を終えて、昼飯を食うつもりでバスのターミナルを下車して、商店街を歩き回った。この季節、コロナの影響なのか昼食のために、オープンしているレストランは、半分くらいだ。夜は、それなりなのかもしれない。中にはシャッターが完全に降りて、「しばらく休業します」という張り紙にあるレストランも目立つ。世の中色々と大変である。

 

Img_2017Img_2010 Img_2009  そんな中で、オープンしていたのが、Italian Kitchen VANSAN 茨木店」で、あった。午後1時近かったが、店内には、2組くらいの客がいた(要するにガラガラ)。パスタの種類も色々とあるが、メニューの一番上にあるお勧め品を注文だ。名前がすごい、「悪魔のパスタ」である。トマトと、唐辛子を和えたパスタであり、辛さを1,2,3段階から選べるという。いちばんうまそうな3辛を注文しておく。このVANSANだが、姉妹店が関東に多い。ファミレス並みの、イタリアンということで、人気があるらしい。そんなところなので、3辛であっても子供が食えるもののようだ。

 

Img_2008 Img_2014  デイナーは、予約がないと混雑して入れないときもあるというが、ランチは問題ない。ネーチャン2人と、兄ちゃんで運営している。10分ほどで、出来上がり、ネーチャンがテーブルに持ってきてくれた。見てくれは、どぎつい色の赤いミィートソースが絡まっているのだが、トマトが中心なので、思っているほど辛くはない。唐辛子の味がピリーっと効いていて、結構うまい。990円の値段の割には、ボリュームがあまりないので、小生みたいなオッサンには、ちょうどいい。若い奴らにとっては物足りないかもしれない。ドリンクとして、りんごジュースを100円で注文したのだが、普通の味だった。

Img_2015

 昼飯としては、ちょうどいいかもしれない。可もなく不可もないイタリアンのパスタであった。

2022年5月15日 (日)

丸よ;ベッピン

 東海道の江戸川から数えて、34番目の宿場があるのが、「吉田宿」である。今の愛知県豊橋の中心部だ。この吉田宿で、明治になって、船宿をやっていた中山家が中山要吉の代に”ようきち”の「よ」の字をまるで囲んで、屋号にしたのだ。肉屋を経て、うなぎ屋になったのである。色々と経緯があったようだが、江戸時代の割烹料亭であった「織清」(おりせい)が丸よのルーツとなるのであった。

 

 この織清が、名物のうなぎを売ってたのだが、その時看板に掲げたのが「頗別品」(すこぶるべっぴん)であった。これが全国に広まって、うなぎ以外でも極上品を「べっぴん」と言う様になったのだ。明治の半ば以降は、特別に美しい人を「べっぴん」というようになったのである。

 

 以前、タダノ教授に別品(べっぴん)の語源を聞いたことがあった。彼が言うには、「別品格」がなまって、「別品」になったと教えてくれた。「なるほど」と、彼の知識に感心したものであった。

 

Chita014Chita015   伊丹からだと、新名神高速道路を利用市、東名の豊川インターから1号線をドライブすれば、3時間ほどで、「丸よ」に着く。昼飯として、うな丼を食うことにした。『別品』とは、どんな味なのか試してみるのも面白い。駐車場は、6台分しかない。ちょっとわかりにくいが12時前だったので、先客が1台あるだけだった。

 

Chita012 Chita013  入口の横に、東海道吉田宿の本陣跡の記念碑と説明パネルが、あった。多分、市が吉田宿を記録として残して置きたいようだ。更に、「べっぴん」語源の発祥の店という銘板もあった。あまり気にかけている客はいないようだ。中に入ると、テーブルが6つあるこじんまりとして店のようだ。2階は、個室があり、予約制とのことである。店員に聞くと、この店は、ほとんだが、接待に使われるとのことで、小生のように、ブラーッと訪れる人は、そんなにはいないという。

 

 一組が、すでに食い終えているところだったので、結局テーブル席についたのは、小生一人となってしまった。客席担当は、二人の女性だった。ベッピンが来るかとは思っていなかったが、この二名は、今から、50年くらい、またはそれ以上昔にベッピンだったに違いないと思う。すでに、ベッピンを卒業した人たちであった。お茶と、メニューを持ってきてくれたのであった。

 

 特上を注文しても特に味がわかるわけでないので、ちょうど真ん中の”上うな丼の竹”と、Chita002 Chita005 Chita003 Chita016 茶碗蒸しを注文した。それでも昼飯としたら、豪華である。出来上がるまで、20分近くかかるとのことだった。このようなうなぎ屋なので、待たせるのは、覚悟したである。その間に、店内の様子を見ると、メダカの水槽や、欄干の作りなど、どことなく和む内装であった。

 

Chita006 Chita008_20211127213701  運ばれてきたうな丼と、茶碗蒸しは、特に、際立った感じではないが、うな丼の皮を上にして、サーブされたのには、少々びっくりだ。うなぎの皮は、下にするのが普通であるのだ。うなぎはそれなりの味である。しかし、このうなぎの焼き加減と、タレの味Chita007 Chita010 は、素晴らしい。「うなぎなどいらない。タレだけの丼で、十分かも。」と、思うのであった。茶碗蒸しは、可もなく不可もない。手頃な味である。そして、ボリュームもまた手頃であった。

 

 うな丼をそれなりに、堪能し、十分満足して、「丸よ」を後にして、東名の豊川インターチェンジに向かった。名物とは、期待するほどは美味いわけではないというのをあらためて確認した次第である。

2022年2月 6日 (日)

おにぎりの桃太郎

  三重県四日市市で、おにぎり専門店のといえば、「おにぎりの桃太郎」である。何しろ、四日市市で、知らない人がほとんどいないというくらい広まっているのである。そんなに有名ならば、食ってみようということで、四日市に行き、そのおにぎりの味を試してみたい。

 

Chita068Chita071  そもそもなぜおにぎりが、桃太郎なんだろうか?桃太郎といえば、きびだんごなのだ。どうしてなんだろうと疑問に思うのが普通だ。ネットにその答えが載っていた。創業者が、桃太郎は、おにぎりを持って、鬼ヶ島に鬼退治に行ったと、思い込んだらしい。要するに誤解なのだ。それとも確信犯的に、人気取りのために、この様に言っているのChita081 かは定かでない。まあ、素直に、物事を捉えるのが、隠居した小生であるから、創業者の言葉を信じよう。(還暦を迎えると、何事にも素直な性格に戻ったのである!?

 おにぎりが美味しければ、そんなことはどうでもいい。まずは、行って、買って、食べてみることだ。

 

 四日市市久保田にある本店に行くことにした。この本店には面白い仕掛けがある。それを見るのも目的の一つでもある。本店ビルの屋上に、シンボルタワーがあり、その上に機械じかけのモモがのっかっているのだ。そして、この機械じかけは、8:00,10:00,12:00,3:00,に中から、はりこの桃太郎が出てくるのである。到着したのが、945分だ。店舗内で、4つほど店員が勧めてくれたおにぎりを買ったのである。店を出たのが、950分だ。あと10分待てば、この機械じかけの桃太郎が現れるはずである。近くのスーパーの駐車場に駐めて、待つことにした。大きな建物がないので、どこからでもこのシンボルタワーを見ることはできる。

 

Chita068 Chita074Chita075 Chita076 Chita079  10時になると、あたりに聞こえるような、大きな音で、童謡桃太郎が流れ始めた。商店街なの、問題はないだろうが、これが住宅地であれば、騒音公害である。それとともに、シンボルのでかいモモがだんだんと、割れて、中から、桃太郎が現れたのである。1日に5回、そして大荒れの天気でさえなければ、毎日のことなどで、誰も気に留めてない。「ああ、また桃太郎が、流れているな。」と、言う程度なのだろう。

 

  ところで、買ってきたおにぎりなのだが、これは、美味い。リーズナブルな値段なのが嬉しい。

 「四日市に美味いおにぎりあり!」と、市民は、胸を張って言い切れるのではないかな。

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