猫チン事件 続編
以前、猫チン事件を取り上げた。とにかく学生相手に信頼性の授業の例題にはもってこいなのだ。
http://dogwood.air-nifty.com/tokudaimajin/2015/06/post-c0c7.html
これは、実際に起ったことではなく、都市伝説である。色々なバリエーションがあるのだが、例えば、次の話がまことしやかにつたえられているのだ。
孫から猫をプレゼントされたバーちゃんが、雨に濡れた猫を電子レンジで、乾燥させようとして、死なせてしまう。そして、このバーちゃん何を思ったのか、電子レンジを製造していた会社に、「猫を、チンしてはいけない」と言う但し書きがなかったということで、裁判所に訴えたという。そして、しこたま稼いだとのことだ。
この伝説は、”信頼性”に関するというより、訴訟好きのアメリカ人を揶揄する例としてあげられる方が多いかもしれない。どうでも良いけど、伝説なので罪はないのだ。
しかしだ。これを真似したわけではないだろうが、実際に、猫をチンした事件が起こったのである。カナダと、イギリスでだ。
カナダでは、2008年に13歳から15歳の少年4人組が窃盗に入り、押し入って家の飼猫を電子レンジに押し込めたのだ。その家の住人は、休暇で不在。留守を任された友人が電子レンジに入って死んでいる猫を見つけたというのだ。
結局発覚して、少年たちは、起訴されることになったらしい。
イギリスで発生したのは、2014年の3月だ。まだ新しいニュースである。23歳の女性が、猫を電子レンジに入れて、加熱し、殺害するというものだ。大切にしていた金魚を食べた自分で飼っていた猫である。3日後に、通っていた精神科の診察の時に、話をしたらしい。電子レンジで5分ほどチンして、取り出したのだがその時は、まだ息をしていて、苦しがっていた。そして、タオルにくるんで、泣きながら近所に住む義妹のところに、連れて行ったが、猫は苦しみながらの末に死亡した。
裁判所は、女に対して、14週間の懲役刑が言い渡されたという。
実際に猫を電子レンジで加熱すると、まず内臓が熱でやられて、機能しなくなり、苦しみだし、そして、最後は死に至るのである。 かなり悲惨であり、動物愛護法違反でもある。
絶対に猫をチンしてはならない。
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