パソコンの組み立てなどというのは、最近では、ちょっとした贅沢な趣味となりつつあった。以前(と、行っても20年も前)であれば、買うより安いから組み立てたものである。今は、ゲーミングに特化した(超)高性能なパソコンが必要な人や、暇に任せて趣味の一つとして組み上げるかだ。何しろ、買った方が安いのだから、そのほうがいいに決まっている。
小生がメインで使っているパソコン(旗艦パソコン)の立ち上げスピードが今年になって段々と遅くなってきた。今では、電源を入れて、WINDOWS10が立ち上がるまで、5分近くかかるようになった。リモートワークで使っているMicrososftTeamsの立ち上げにいたっては3分以上かかるのだ。これでは、いつダウンしてもおかしくない。「やばい!}そこで、パソコンを新品に入れ替えることにしたのだ。
最近の市販パソコンは、ノートブックがメインのようで、なかなかデスクトップ型で、都合の良いスペックのものが見当たらない。BtoCでショップに組み上げてもらうか、ベアボーンキット(かんたんパソコン組み立てキット)を選ぶくらいしか無い。更に、製品寿命が5年もあれば十分だ。何しろ技術の進歩が早いので、すぐに型遅れ品になってしまう。小生の旗艦パソコンは、すでに購入して9年目だ。今までに、DVDドライブのトラブルでBlu-rayに換装し、さらに、HDDが遅くなり、SDDに交換した。その他の延命治療を色々やったが、そろそろ寿命である。旗艦パソコンの新規導入に踏み切ることにした。LCDはそのまま転用できるのが、幸いだ。せめて、ビジネスユースの20~30万円台のノートブック並の性能が上で、その半額以下でデスクトップを組み立てることにした。
まず部品集めからだ。
1,CPU
インテルかまたは、AMDしか選択肢はない。インテルは、80486DX2の時代から組み立
てている。その後AMDのAthelonも、結構利用したものである。A
MDは若干安いが、熱を持つのが難点だった。今は、AMDの”Ryzen”が人気があり、性能も同じクラスのインテルより良さそうだ。ところが、インテルもまた、費用対効果をあげてきているので”コアi3”が、費用対効果が良さそうである。ゲームをやるわけでないので、そこそこのパフォーマンスがあればいい。結局若干性能アップのインテルの”コアi5”にした。これだと、写真編集や、動画編集に性能を発揮するようだ。「6コア/12スレッド」で2万円弱でゲットできるから、費用対効果がいい。
2,メモリー
今ならば、DDR4だろう。8GBにするか、16GBにするかだ。っ核もかなり下がってきてい
るので、16GB(つまり、8GBを2枚)にした。20前の”DDR SDRAM”と比べると、随分性能が上がり、価格も安くなったものである。DDR2や、DDR3との上位互換がないが、まっさらなパソコンを組み上げるのだから、問題はない。Patriot Memoryの Viper16GB(8GB×2)を選んでおく。日本ではあまり名前が知られてないが、米国では、結構人気のあるメーカーだ。これで8千円弱だから、メモリーの価格は、下がる一方だ。
3,マザーボード
CPUとメモリーが決まれば、次は、マザーボードだ。CPUは、”コアi5”なので、ソケットは
LGA-1200であり、チップセットは、そこそこ安定しているB460で十分だ。H470やQ470では、オーバースペックになる。後は、価格の安いマザーボードを選ぶだけだ。ASRock製の”B460 Pro4”が低予算で適当だ。RAID対応のボードなのだが、RAIDにはするつもりはない。
4,ストレージ
最近の高性能パソコンでは、メインストレージに、ハードディスクを使うことはない。一昔前ならば、3.5インチのハードディスクであり、ノートブックであれば2.5インチハードディスクが普
通であった。今では、SSDだ。断然スピードが早い。価格もこなれてきているので、M.2にする。「PCIe Gen3×4」の規格にした。これなら、申し分ないくらい快適になるはずだ。探しまくって、シリコンパワー製の「SSD 512GB 3D TLC NAND
M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3」を使うことにした。6000円台で手に入るのだから嬉しい。並のノートブックPCを十分に凌駕する。
あまりの長文では、疲れるので、「その2」に続くことにする。
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