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音楽

2018年10月 8日 (月)

アナ・ヴィドヴッチat伊丹アイフォニックホール

 2年前に女流ギタリストに関しての想いのままを記事にしてみた。すると、どうだろう、今年の6月の市が発行している会報に、アナ・ヴィドヴッチが108日にアイフォニックホール(伊丹市立音楽ホール)で、演奏するという記事が載っていた。リサイタルだ。日本での公演は、2005年から行われていAna1

るのだが、大都市が中心の活動のために、なかなか生の演奏を聴く機会がなかった。CDやDVDそしてYOUTUBEでは、彼女の演奏を楽しむことができるのだが、ギターの運指(指使い)を実際に見ることができるのだ。特に彼女の演奏では、右手の運指が曲によっては他のギタリストとは、異なっているので、興味深い。

 

  アナ・ヴィドヴィチは1980年クロアチア生まれ。早くから天才少女として注目を集め、著名な国際コンクールで優勝し、CD・DVDも多数リリースしているのだ。今回の演奏を聴くに当たって、運指をできるだけ、はっきり見るためには、最前列の席を確保しなくてはならない。そのために、前売り初日に1時間ほど前から並んだ。すでに、3名ほどギター愛好家が並んでいた。最前列の席を確保できたのだが、売出し開始時刻には、結構な人数が並んでいた。やはり人気があるのがわかった。今回が、10回目の来日ということだ。クロアチアの芸術家には、親日家が多いのかもしれない。

 

Ana2

 

 

 当日は、1330分に開場なのだが、10分前にはロビーにたっぷりと観客がいた。やはり、人気がるのがわかった。席は、彼女の演奏している真ん前だ。ギター演奏の運指から、演奏中の表情まで、よく分かる。まさに息遣いまで聞こえる場所である。使用しているギターは、ネットの情報だとオーストリアの製作者「レッドゲート」である。音量があり、遠くまで透き通った音色を響かせることができる。(その分価格が高い。多分200万円前後だろう。)

 

  演奏プログラムは、ギターの名曲を集めたものであり、ポピュラーな曲であった。彼女のテクニックは抜群であった。「アルハンブラの想い出」は、トレモロの名曲であり、多くのギタリストが演奏する(小生も弾くことはできるが、聴かせるはど上手くはない)が、彼女は、右手の運指が一般的出ないのが特徴だ。通常は、親指、人差し指、中指、薬指を使って、トレモロ演奏するのだが、彼女は、薬指を使わない。そのために、速さはないのだが、柔らかさが演奏に出ていた。また、「アストウリアス」は、難曲の部類であり、プロでも曲になってない場合があるのだが、彼女の演奏は、流れるように、ギターを奏でていた。「ムーー!流石だ!」

 

   アストロ・ピアソラ(アルゼンチンタンゴの作曲家)の曲を挑戦的に聞かせてくれたのは、嬉しかった。その中でも「ブエノスアイレスの夏」は彼女の気に入っている曲だけあって、十分に弾き込んである印象を受けた。プログラムが終了後は、アンコールになるのだが、彼女が選んだのは、マイヤーズ作曲「カヴァティーナ」アグスティン・バリオス作曲の「最後のトレモロ」2曲だ。彼女が好んで、演奏する曲である。

 

 今回のリサイタルの聴衆が、素晴らしかった。曲の初めには咳一つする人がいなかったのと、曲の終わりを本当に理解しており、途中で、拍手したり、声を上げる人もいなかった。演奏の中で、楽章が変わるごとに、完全な静寂がやってくるのだ。これは、素晴らしい。(過去に聴衆として参加したリサイタルでは、これがわからず、途中で、拍手する人がいるのだ。無知丸出しの嘆かわしさである。)聴衆は、流石に、ギター愛好家がほとんどだったようだ。

 

 

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 演奏中は、録音と、撮影は、禁止だが、ステージ終了後に、CD購入者のサイン会があり、そこでは、写真撮影OKとのことで、記念写真を撮った。ステージでは、とても大きく見えたのだが、サイン会では、普通の外国人の「めんこいネーチャン」に見えるのだから不思議である。

2017年3月15日 (水)

マリア・カラス

  伝説の歌姫といわれている。ちょうど小生の学生時代が終わる頃だったと思うが、このマリア・カラスが、亡くなったというニュースが流れたのである。オペラ歌手であったことは知っていたのだが、特に興味があるわけではなかった。エルビス・プレスリーが亡くなったときの方が小生にとっては、、大きかった。何しろ、受験生時代の深夜放送で、よく聞いたいたポップス歌手だったのだから。

 

Ph_02

 

 

  このマリアカラスだが、「どんなカラスなんだ。」という突っ込みで、当時テレビのお笑いで、話題にされていたのを覚えている。東京都が、家庭用生ゴミのカラスによる散乱で、悩まされていたときなので、当然なのかもしれない。

 

  彼女の本名は、マリア・アンナ・ソフィア・セシリア・カロゲロプーロスという長ったらしい名前だ。とても覚えられない。両親がギリシャ人で、彼女が生まれる直前にニューヨークへやってきたのだ。まさに移民の子である。そして、1977年に心臓麻痺で53歳で亡くなるのであるが、1964年には、実質引退していたので、すでにレジェンドの世界に入っていた。

 

 太っていて、分厚い近眼のメガネをかけて、不器用で人気のない「醜いアヒルの子」と自伝で言っているのだからわからないものだ。カラスが、スターの座に上がる過程で、かなり減量して、偉大なオペラ歌手として変身を遂げたのである。そして、ギリシャの船舶王であるオナシスとも浮き名を流したのであった。

 

 小生がなぜカラスに興味を持ったかというと、彼女の減量にある。ご多分にも漏れず毎年、花粉の季節がうっとうしいのだ。この花粉症は、いろいろと原因(遠因)があるのだが、文明病の一つである。 日本人が清潔になったために発症したと一部ではいわれているのだ。昭和の時代、今ほど清潔感がなかった時に、大抵の日本人は、お腹に回虫を養っていた。その世代では、学校で、虫下しを飲まされる児童がほとんどである。日本人は、いってみれば、寄生虫と、共存していたのである。そのおかげで、花粉症にならなかったらしい。(この説に疑問を持つ人も結構いる。)

 

 戦後70年もたった今では、世界で最も清潔好きの国民に日本人は、なったのである。とてもでないが、寄生虫と同居している日本人を探すのが今では、大変になってきた。 ところが、中には、奇特な方も居るようで、意識的に、寄生虫と共生したがっている人もいるらしい。もちろん、花粉症の対策になるかもしれないが、ちょっと気持ち悪い。お腹の中で、寄生虫を養うと、腹いっぱい食っても、寄生虫が、食ってくれて、太らないらしい。特に、サナダムシ(日本海裂頭条虫、広節裂頭条虫、無鉤条虫)が、効果があるということで、このマリア・カラスが、ダイエットのためにやったと言う。(本当かどうか?)

 

 マリア・カラスは、105kgあったのが、55kgまでになったと言う。サナダムシダイエットの成果である(らしい)。このダイエットは、副作用が強く、ひょっとしたら、彼女の死因である心臓麻痺に関係しているかもしれない。

 

 最近、ハリウッドの封切り映画で、「マダム・フローレンス」というのが話題になった。オペラ好きだが、「ど音痴の金持ちのおばちゃん」の実話を元にして脚色され、メルリストリーブと、ヒュー・グラントがいい演技をしている。 マダム・フローレンスの歌うアリアは、とてもでないが、マリア・カラスと比べてはいけない対極にあるものだ。このマダム・フローレンスの名前を聞くと、マリア・カラスの歌声が懐かしく思えるのは、なぜなのだろうか?今度、オペラ好きのタダノ教授と話し合ってみることにした。

2015年12月14日 (月)

ゴスペル発表会

 今年もまた、行ってきました。昨年、初めて、ゴスペルというのを生で、聴いて興味を持ったものであった。
”そうなんですよ~!”昨年、カミさんの学友が市主催の”アイフォニック音楽教室「ゴスペル」”の受講生であるというので、見に行ったのであった。もちろん素人集団の同好会であるのだが、指導している先生は、「YuKiNa」というプロ級(というか、ほとんどプロ)の若い女性である。まだ30歳前の”綺麗なネーチャン”であるのだ。毎年、この季節に鳴門「クリスマス発表会」を開催しているのである。カミさんは、今回で、7回目とのことだ。
 昨年と同様に、まず、昼飯は、名物うどん店の「千舟屋」で喰うことにした。ここは昨年は、30分近く並んだのである。最近はさらに人気がでてきたようで、土日は、もっと並ばなければならない。今日は幸い平日なので、あまり並ぶ必要はないのだ。これが、退職者(引退者といったほうが良いかな)の強みである。カミさんは、「かしわ天ウドン」を小生は、「野菜天ぷらうどん」を喰う。
 
Gos1Gos2  腹一杯になったところで、ゴスペル会場のアイフォニックホールへ向かう。5分とかからない。1時半開場なので、少し商店街をぶらついて時間を潰た。開演は、2時からだ。客席も早々に埋まっている。なんとなく去年のほうが、もっと客席が埋まっていた感じなのだが、十分である。受講生の家族や友人が大勢駆けつけているのだろう。ただし、乳幼児の入場は、いただけない。 いくら静かにしているとはいえ、限度がある。案の定、始まってすぐに泣き声が聞こえてくる。それでも、親がロビーに連れ出したのだから、まだましかもしれない。
 
2015_12_14_14_51_292015_12_14_15_01_28  昨年同様にほぼ一時間のステージである。そのうちの半分近くが「ワークショップ」といって、「一緒に歌おう」という参加型である。昨年は、映画[天使にラブソングを」で歌われた「Oh! Happy Day」で合ったが、今年は、「Amazing Grace」である。こっちもまたあまりにも有名だ。
 
 オッサンと、ジッ
ちゃんに、バーちゃんをはじめとして、若いネーチャンも皆、楽しそうに唱っている。手頃なストレス発散なのだろう。
 
 YuKiNa先生の指導のもとで、楽しく参加できたのは幸いかもしれない。
 
 1時間の発表は、それなりに楽しい時間であった。終わった後で、カミさんは、学友に話しに行き、お祝いと感想を述べて話し込んでいる。手頃なときに、切り上げて貰い、会場をあとにした。

2014年12月15日 (月)

伊丹雑感(うどんとゴスペル)

 伊丹アイフォニック音楽教室「ゴスペル」受講生の発表会が、12月15日(月)に、開催されるという。カミさんの学友(社会人教室の)が参加しているというので、付き合うことにした。「時にはこんなことも愉し」からということだ。
 
 どうせならば、昼飯は、伊丹に出てショッピング街で、喰うことにしたのだ。気になるうどん屋があるのだ。伊丹市中央のショッピング街にある「千舟屋」と言ううどん屋だ。昨年の暮まで、伊丹市北野(ほとんど宝塚市)にあったのだが、今年の5月に移転開業したのである。北野にあった時から、評判が良く、人気のうどん屋だったのだ。開業した時は昼時になると、30名位の行列があったらしい。10月に、この店の前を通った時も、午後2時ころだったのだが、5名位が店の外で、行列を作っていた。今回このうどん屋で、昼飯を喰うことにした。
 
 まず場所だが、伊丹ショッピング街のほぼ中ぐらいだ。阪急伊丹から歩いて5分位である。かなりわかりにくいが、スマホでチェックすればすぐに分かる。このインターネット時代で
108は、全く問題ないだろう。12時丁度に到着だ。すでに、8人くらい並んでいた。並ぶこと約15分だ。 カウンター席になる。
 
 4人がけのテーブルが2つと、カンター席が8つだ。そんなに広くはないが、新装開店の香りがまだ十分に残っている。カウンター席なので、目の前で、調理を見ること109ができた。女性店員4名で運営しているようだ。4人の息がピッタリと合っていた。キビキビした動きが、惚れ惚れするのであった。

 


 
 カミさんは、うどん定食(うどんと、きのこかやくご飯)を、そして小生は、千舟定食(うどんと、おでんに、ご飯)を注文した。待つこと約15分だ。うどんは、典型的な讃岐うどんだ。コ110
シが強くて、美味い。かやくご飯もまずまずの味である。ただし、小生も嫁ハンも、食いきれず残してしまう。何しろボリュームが半端でなかった。『定食でなく単品で注文すべきだったかな。』と、
若干後悔した。学生など若い奴等は、ぺろりと喰っていた。立派である。うどんが美味いだけでなく、単品メニューもまた111美味いようだ。天ぷらを注文していた客が多いのであった。次回来るときは、単品の組み合わせを注文して、程々のボリュームになるようにしよう。久々に、コシの強い讃岐うどんに会えて、カミさんも満足したのである。
 
 アイフォニックホールでの開演は、2時からだが、開場は1時半からである。タイミングを併せて、会場に向かった。幾度となく来ているところなので、問題はない。今回は大ホールとである。もちろん、発表会なので、無料だ。それなりに観客席が埋まっているのが面白い。ゴスペルなどがそんなに人気のあるものなのだろうか・・・。
 
 2時になり始まった。若いネーちゃんから、年配のご婦人、そして、若作りのトーちゃんとジーちゃんが、大声で、歌っているのである。まずびっくりしたのは、伴奏があるということだ。ゴスペルは、伴奏なしだと思っていたのであった。(イメージはレイ・チャールズシンガーズだ。)しかし、伴奏があると格段に聴きやすいものだ。指導している講師112
が”YuKiNa"先生というとても若いネーチャンだ。そして、とてもチャーミングであった。穿った見方をすると、トーちゃんや、ジーちゃんは、この先生を目的に参加しているのかな。(そんなわけないよな・・!)
 
 プログラムは、クリスマスを意識しているものであり、日本01
でも有名な曲目を中心としていた。ゴスペルは、本来宗教曲(福音)で有り、米国の黒人奴隷が中心となって、歌い続けられているから当然だ。「Oh Happy Day」と「Joy to The World」では、客席が盛
り上がるのだから面白い。Oh Happy Dayは20年前に、米国02で見た映画「Sister Act "2」のテーマ曲に使われていたのであった。ウーピー・ゴールドバーグ(小生の好きな俳優の一人:デブで、貫禄のある黒人女優)が主演し、その人気を不動のものとした映画である。日本では、『天使にラブソングを 2』と言う邦題で上映されたらしいが・・・
 
 わずか1時間の発表会であったが、結構面白く過ごせた時間であった。また、米国での生活を思い出せた時間でもあった。チャンスがあったら、「また見に来てもいいかな」と、思う内容であった。ちなみにカミさんは、学友に、クッキーを差し入れしていた。